この度,三重県立美術館のご協力により、「柳原義達展」を開催致します。
日本における戦後の具象彫刻の先駆者の一人である柳原義達。神戸に生まれ、東京美術学校で佐藤忠良や舟越保武らとともに学んだ後、4年に渡るフランス留学を経てその独自の作品世界が形成されました。
本展覧会では、鳩と鴉を題材とする《道標》シリーズをはじめ、渡仏中の作品から晩年にいたるまでの彫刻と平面作品を紹介し、作家の創作活動の変遷を辿る展示を目指します。
仙台市の台原森林公園に15体の《道標・鳩》からなる「平和とやすらぎの広場」があり、当初青葉城址に設置され現在は岩出山に移設させているセメント彫刻《伊達政宗立像》を手がけるなど、宮城県にも縁の深い柳原義達の世界をお楽しみください。
また、その著書で建築と彫刻について言及している柳原の作品群が、当館独自の建築空間との競演によって新しい表情を見せることも期待しています。
■会 期 | : | 2015年9月5日(土)〜11月8日(日) |
■観 覧 料 | : | 一般500円、大学生・高校生・300円、中学生以下無料 |
■開館時間 | : | 午前10時〜午後5時(入館受付は午後4時30分まで) |
■休 館 日 | : | 月曜・火曜(但し祝日の場合は開館し、翌火曜・水曜休館) |
■主 催 | : | 公益財団法人 菅野美術館 |
■協 力 | : | 三重県立美術館 |
■後 援 | : | 塩竈市/塩竈市教育委員会/河北新報社 |